こんにちは、東京都立六郷工科高等学校デュアルシステム科から来た2年研修生です。
今回は昨日、ワイヤーカット放電加工機を初めて操作して感じた事を言いたいと思います。
1⃣ワイヤーカット放電加工機とは
ワイヤーカット放電加工機はカミナリと静電気を原理にし特殊な電極やワイヤー線などを使って電気(小さいカミナリ)を人工的に作ります。この機械では電気で金属を溶かしながら半自動的に加工します。そしてワイヤーカット放電加工機は電気が通ればどの金属でも加工ができるという利点を持っています。
2⃣ワイヤーカット放電加工機でどんな事したか?
実際に以下の通りにやりました。(詳細はその下に表示されています。)
①材料を機械の中に固定する
②固定した材料にインジゲーターで材料の傾きを測った。
③測定機能を使って材料の中心を測った。
④機械のボタン操作を行った。
⑤加工が始まるまで確認した。
⑥加工が終わったら加工した完成品(材料)を取り出す。
①材料を機械の中に入れる。
材料をぴったり固定してそれを支えるための機材は材料の5分の1くらいにし、ねじで固定しました。
②固定した材料をインジゲーターを使って材料の傾きを測った。
インジゲーターはメモリを見ながら、固定した材料の傾きを測るために使われています。
今回はそのインジゲーターのメモリで材料の傾きを調べました。材料は傾いても問題ないものや少しの傾きでも許されないものもある。
③線を材料の中心を測った。
まず機械の機能を使って材料の中心を測りました。測った後はワイヤー線を引きその中心の中に入れて停止しました。(今回使った材料は中心に穴が開いているものを使いました。なのでワイヤー線を引きその中心の中に入れました。材料に穴が開いていないときはその手前に置きます。)
④機械のボタン操作を行った。
①から③まで準備が整ったらまずワイヤー線を出すボタンを押し、出来たら深さを調整するボタンを押してから、水を溜めるボタンを押します。
⑤加工が始まるまで確認した。
④までできたらあとは加工が始まるまで確認します。
Q,機械は設計図をどう読み取ってるの?
それはさっきパソコンでCAD(プログラム、設計図、図など)を機械に送ったからその通りに動きます。機械にプログラムを直接描くことも可能ですが、パソコンで描いてCADを機械に送る形の方が効率的だと思いそのおかげで機械はそれ通りに動きます。
⑥加工が終わったら加工した完成品(材料)を取り出す。
加工が終わったら水を抜き、深さを浅くして完成品(材料)を機械から取り出します。
3⃣反省
ワイヤーカット放電加工を操作して私はインジゲーターでゆっくりしてメモリを特定の数値にするべきだったはずが速度を速めた状態で材料を押し込んでしまいました。今後は速度をROW (ゆっくり)に設定してから確認していきたいと思います。
4⃣学んだ事
①ワイヤーカット放電加工機はカミナリや静電気の原理を利用して行っていた事がわかりました。
②インジゲーターはメモリの向きによって材料の傾きが違う事がわかりました。(例:メモリが左に向けたら材料は左に傾いている。メモリが右に向いていたら手前に傾いている。)
5⃣感想
ワイヤーカット放電加工機に初めて触れて僕は、旋盤で材料を加工した時と比べてそこまで難しくはなかったです。なぜなら旋盤は鉄の板にノギスの位置、旋盤の向きを調節したり、材料を固定、ノギスの固定には腕力が強くないと締めれないほど固定には厳くてかなりむずかしかったですがワイヤーカット放電加工機は腕力はそこまで使わなくて半自動的に機械が加工できるので(ただワイヤーカット放電加工機では厚い材料を加工すると旋盤と比べて加工に時間が掛かる事があります。)個人的にどちらかと言うとワイヤーカット放電加工機が良いなと思いました。
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